アトピーとビタミンD
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ビタミンD

ビタミンD2(エルゴカルシフェロール)とビタミンD3(コレカルシフェロール)に分けられます。ビタミンD2はきのこ類(真菌)に多く含まれる エルゴステロールから合成され、ビタミンD3は直接食物として摂取する方法と日光に当たることにより皮膚上で コレステロール直前の前駆体である7−デヒドロコレステロールから作られる方法(生合成)と2通りあります。

ビタミンD3は肝臓と腎臓でともに水酸化(OHの付加)を受け、1α−25ジヒドロキシビタミンD3(活性型VD3)となって生体内で作用します。

活性型VD3はCaの腸管からの吸収を促進するとともに、副甲状腺ホルモン(パラトルモン)分泌を抑制することで骨吸収を抑制し、骨形成を促します。

骨吸収とは、破骨細胞による骨の溶解を指し、骨形成とは骨芽細胞による骨の形成を指します(古い骨を溶かし新しい骨を作る=リモデリング)。

それに加えて表皮細胞のビタミンD受容体に結合することで皮膚代謝を正常化する作用もあります。欠乏症はくる病、骨粗しょう症、過剰症はカルシウムの腎への沈着。

活性型ビタミンD3はケラチノサイトの抗菌ペプチド:hBD-2及びhCAP18/LL-37の発現を亢進させる。

※破骨細胞とは?
→骨髄中の細胞融合によりできる多核細胞であり、塩酸とタンパク質分解酵素(酸性ホスファターゼ)を分泌する。骨はコラーゲン(骨基質タンパク質)とヒドロキシアパタイト(=骨塩=リン酸カルシウム) の沈着でできているため、骨吸収の際、塩酸で骨塩を溶かし酸性ホスファターゼでコラーゲンを分解する。

※骨芽細胞とは?
→コラーゲンの上にリン酸カルシウムを分泌し、リン酸カルシウムは結晶化してヒドロキシアパタイトとなることで石灰化が終了する。


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