アトピーと岩盤浴
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アトピーと岩盤浴

岩盤浴は、天然鉱石(通常ブラックシリカ)で作られたベッドの上に寝て、大量の汗と一緒に余分な老廃物を排泄させるというものである。

ブラックシリカは数億年もの間に改定の珪藻類が堆積した鉱石で、珪素を主成分とし、炭素と多種の天然ミネラルを含んでいる。

強力な遠赤外線とマイナスイオンを発生するため、体の細胞や液体成分の分子を振動させることにより細胞を活性化し新陳代謝を促進し、血流を改善する効果が期待できる。

太陽からの光に限らず、光は粒子であり波でもあると言われ、その波長(波の長さ)によっていくつかに分類されます。

ラジオ波→赤外線→可視光線→紫外線→X線→マイクロ波

と続くに従い、波長が短くなり、その光の持つエネルギーも高くなります(E=hν)。

岩盤浴で効果を示す赤外線は、吸収されると自身の持つエネルギーを分子(単原子分子や原子は双極子を生じないためダメ)に与えて振動させます。

エネルギー吸収による振動の仕方には、伸縮振動と変角振動の2通りあり、例えば、水分子模型で酸素を人の体、水素を手と考えた場合、
伸縮振動・・腕立てをして腕を曲げる振動。4000〜1500cm-1または1500〜650cm-1(単結合)
変角振動・・相撲の仕切り、腕をピンと伸ばした状態で拍手したりマラカス振ったり。1500〜650cm-1

この2つの振動のエネルギーは異なっているため、IR(赤外吸収スペクトル)において、ひとつの結合に対して二つのスペクトルが現れることになる。

吸収位置の解析はまずスペクトル全体を4000〜1500cm-1と1500〜650cm-1の二つの領域に分けて考える。

前者には伸縮振動による吸収のみが現れるので、比較的簡単なスペクトルとなる。 ある物質が官能基を持っているときに決まった位置に現れるため構造決定には非常に有用である。

後者には変角振動と単結合による伸縮振動の吸収によるスペクトルが現れるため、複雑なスペクトルが得られる。 しかし、複雑な構造を持った分子の場合にもわずかな違いによって異なってくるために予測される化合物のスペクトルと比較することで 構造決定を行うことができるので非常に有用である。

C=O(カルボニル基)・・1717
C−H(-CH3、-CH2はほとんど同じ)・・・2850〜2950
水素結合(結晶水、フェノールなどの酸基は鋭い吸収であるが多分子間で水素結合をしているために幅広い吸収となっている)・・・3229
O−H(アルコール)・・・3600
C−H(ベンゼン環)・・・3050

アトピー治療としての岩盤浴の効果は、体を温めて新陳代謝をよくして血液中の炎症物質や老廃物を流してしまう効果は期待できるのかもしれないが、 温まることで神経感受性が増したり、汗をかくことで、かゆみの増悪を招く危険は否めない。


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